【認知心理学】意味記憶とエピソード記憶- エンデル・タルヴィング
「物忘れを防ぐには、情報のコード化が有効」
心理学者のタルヴィングは、記憶には2種類あることを見つけました。
意味記憶は、知識(事実とデータ)に基づいた記憶
エピソード記憶は、経験(出来事と会話)に基づいた記憶。
エピソード記憶を促す合図は、感覚。
一曲の音楽や匂いが、記憶の完全な再生のきっかけとなることもあります。
何かを思い出せない時、それは単に消失したという意味で忘れられたということを意味する訳ではありません。
依然として貯蔵されており、利用可能である場合もあります。
思い出せないのは、検索(再生)可能な状態ではないからです。
利用可能な記憶と想起可能な記憶はどのように区別されるのでしょうか。
タルヴィングは、「情報のコード化」が有効であることを見つけました。
事実も出来事も、組織化つまりグループ化することで、思い出しやすくなると言います。
エンデル・タルヴィング
エストニア出身の心理学者
トロント大学で教鞭をとる。